住宅売却時の税金について 2019.11.5
住宅の売買には様々な税金がかかります。たとえば購入時なら登記に対する登録免許税や都道府県税である不動産取得税、消費税(土地は非課税)など。
ですが、売却時の税金に関してはあまり知ることがないのでは?と思いまとめてみました。
住宅を売却した際の利益は、所得税と住民税の対象となります。ただし給与所得などほかの収入とは分けて計算する分離課税となるため、住宅を売った翌年は確定申告が必要です。
課税の対象となる金額(譲渡所得金額)は、以下の算式によって算出。
課税譲渡所得=売却額-(購入価格+譲渡費用)
購入価格には土地や建物の代金のほか、仲介手数料や登録免許税など物件の取得にかかった費用がすべて含まれます。
ただし建物に関しては減価償却費相当額を控除します。
譲渡費用とは、売却の際に支払った仲介手数料や測量費などです。
売却額からこれらを差し引いた金額が課税譲渡所得となります。
税率は長期譲渡所得か短期譲渡所得かによって異なります。
・長期譲渡所得…土地や建物を売った年の1月1日現在で、その物件の所有期間が5年を超えるもの
・短期譲渡所得…土地や建物を売った年の1月1日現在で、その物件の所有期間が5年以下のもの
それぞれの税率は以下のようになります。
長期譲渡所得:所得税-15% 住民税-5%
短期譲渡所得:所得税-30% 住民税-9%