基準地価 27年ぶりに上昇 2018.9.26
9月18日に国土交通省から2018年分の基準地価が発表されました。 前年比で27年ぶりに上昇に転じたということです。 やはり訪日外国人観光客の増加による影響が大きいようです。 最近では、以前ほど耳にしなくなったような気がしますが、少し前に「爆買い」という言葉をよく聞きました。商業地など外国人観光客が多く訪れる場所で、ホテルや店舗などの需要が高まり地価に影響を与えています。 最近では、北海道や沖縄などのリゾート地へも多くの外国人観光客が訪れることから、地方圏においても上昇率の上げ幅が大きい地域が増えているようです。 また、商業地や中心部へのアクセスのよい周辺の住宅地では地価は上昇傾向にあるものの、交通の利便性が低いような地域では逆に地価は依然として下落傾向にあり、同じ都道府県内であっても地域の中で格差が鮮明となる地域も多いようです。 基準地価とは、都道府県が不動産鑑定士の評価をもとに取りまとめた毎年7月1日時点の土地価格で、土地取引の際の一つの指標として取り扱われものです。景気の動向を占うデータとしても取り扱われます。 公示価格・路線価との比較など詳しくは別に機会を設けて説明します。