相続手続き
外国籍の相続人がいる場合 2017.8.14
国際交流が進む近年、日本に住む外国人、外国に住む日本人が増え国際結婚をする人も珍しくはありません。 国際結婚をした方は、2006年のピーク時でみると16組中1組という割合でした。 その後少し減ってはいるものの、相続人が外国籍であるというのは、珍しい事ではなくなってきています。 相続人に外国籍の方がいる場合でも、亡くなった方が日本人であれば、日本の相続法が適用されるので、相続人が日本人のみである場合と同様に権利義務が発生します。 相続人を確定する為には戸籍等を集める必要がありますが、外国籍の方の場…
相続に関する手続き、まずは相談してください 2017.6.1
誰かが亡くなったらお葬式。そのあとには何をすれば良いのでしょうか。 相続人の方には、お葬式の後にもしなくてはならない沢山の手続が待っています。 まずは亡くなった方の相続人を特定します。これをしないことにはその他の手続が何も進みません。うちは兄弟2人だけ…といっても各所にそれを証明しなくてはならないので、その為に亡くなった方の出生時から現在までの戸籍を集めます。古い戸籍は読み辛く、しかも本籍地を転々としている人だったりすると、あちらこちらの役所から取り寄せなくてはなりません。 戸籍を集め終わったら…
新制度「法定相続情報証明制度」について 2017.5.3
平成29年5月29日から,全国の登記所(法務局)において,各種相続手続に利用することができる「法定相続情報証明制度」が始まります。 現行の制度では、相続が発生した場合、相続人は銀行や登記所で被相続人(亡くなられた方)の預金の払い戻しや不動産登記手続きのため、戸除籍謄本等一式を用意する必要があります。被相続人の出生から死亡までの戸籍と相続人全員の現在戸籍は、たとえ相続人が一人でも必要です。また相続人に既に死亡されている方がいると、その方の出生から死亡まで全ての戸籍も必要になり、何通もの戸籍を取得し…